全員に同じ配信をしていませんか?「タグ機能」で反応率を上げるLINE配信の分け方

「LINE公式アカウントで配信はしているけれど、最近クリックされている実感がない」——小牧市や愛知・岐阜の中小企業の経営者の方から、こうした相談を受けることが増えています。友だち数は順調に増えているのに、配信を送るたびにブロックが増えたり、クーポンの利用率が下がってきたり。心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

実は原因の多くは、配信の内容そのものが悪いのではなく「登録している友だち全員に、同じ内容を同じタイミングで送っている」ことにあります。今回は、LINE公式アカウントに標準で備わっている「タグ機能」を使って友だちをグループ分けし、配信の反応率を底上げする具体的な方法をご紹介します。特別な外部ツールを導入しなくても、今日から見直せる内容です。

そもそも「一斉配信」で反応が落ちる理由

LINE公式アカウントの友だちには、何年も通ってくださっている常連のお客様もいれば、キャンペーンをきっかけに登録したばかりで、まだ一度も来店していない方もいます。年齢層や興味のあるメニュー、サービスも人それぞれ違います。それにもかかわらず全員へ同じ内容の配信を一斉送信すると、多くの方にとっては「自分には関係のない情報」に見えてしまいます。

関係のない配信が続くと、開封されないだけでなく「ブロック」という形で離脱されてしまいます。友だち数は増えているのに配信の反応が落ちているという場合、この「一斉配信の限界」に達しているサインかもしれません。せっかく時間と費用をかけて増やした友だちが、届かない配信によって少しずつ離れていくのは非常にもったいないことです。

タグ機能とは?友だちを「見えないグループ」に分ける仕組み

タグ機能は、LINE公式アカウントの友だち一人ひとりに、店舗側だけが見える「ラベル」を付けられる仕組みです。例えば「新規」「常連」「〇〇に興味あり」といったタグを付けておけば、配信のときに「このタグが付いている人だけ」に絞って送ることができます。友だちからは自分がタグ付けされていることは見えないので、普段のやり取りに違和感を与えることもありません。

難しいシステム連携やIT知識は必要なく、管理画面から友だちを選んでタグを付ける、あるいは友だちが送ってきたキーワードやアンケートの回答に応じて自動でタグが付くように設定するだけで運用できます。「配信内容を変える」のではなく「配信する相手を変える」という発想の転換が、タグ機能の一番のポイントです。

今日から始められる。タグ分けの具体例3つ

難しく考える必要はありません。まずは次のような分け方から始めてみましょう。

  • 来店回数で分ける:「新規」「2回目」「常連」に分け、常連には会員限定の先行案内を、新規には来店のお礼と再来店を促すクーポンを送る。同じ「お得情報」でも、相手との関係性に合わせて内容を変えるだけで開封率が変わってきます。
  • 興味関心で分ける:登録時のアンケートや過去の購入・予約履歴をもとに「〇〇コースに興味あり」「〇〇商品を購入済み」といったタグを付け、関連する情報だけを届ける。無関係なジャンルの案内を減らせるので、ブロック率の低下にもつながります。
  • 反応の有無で分ける:配信をよく開く方には新商品や先行案内を優先的に届け、しばらく反応がない方には「休眠掘り起こし」用の特別なクーポンや再案内を送る。反応度合いに応じてアプローチを変えることで、離脱を防ぎやすくなります。

この3つを組み合わせるだけでも、配信の「自分ごと感」は大きく変わります。実際に、しばらく反応のなかった友だちに向けた限定配信をきっかけに来店が戻った、というケースも珍しくありません。全員に同じ内容を送り続けるよりも、少ない配信数で高い成果を出せるのがタグ配信の強みです。

まずは3つの基本タグから始めてみる

いきなり細かく分類しようとすると挫折してしまいがちです。最初は「新規」「常連」「休眠(半年以上来店なし)」という3つの基本タグだけを作り、配信を出し分けてみることをおすすめします。この3つだけでも、これまで一斉配信だった時と比べて反応の違いを実感できるはずです。効果を確認しながら、徐々にタグの種類を増やしていきましょう。

タグ配信を始めるときの注意点

タグの種類を最初から増やしすぎると、管理が煩雑になり運用が続かなくなってしまいます。まずは3〜5個程度の大きな分類から始め、配信結果を見ながら少しずつ細かくしていくのがおすすめです。また、タグ付けをスタッフの手作業だけに頼ると、日々の業務に追われて更新が止まってしまいがちです。アンケートの回答や予約・購入のタイミングで自動的にタグが付くよう、あらかじめ仕組み化しておくことで、無理なく運用を続けられます。

もう一つ大切なのは、配信のたびに「どのタグに」「どんな内容を」送ったかを簡単でよいので記録しておくことです。開封率やクリック率を見比べることで、どのタグ分けが効果的だったかが見えてきて、次の配信の精度がさらに上がっていきます。

まとめ

LINE配信の反応率が伸び悩んでいるときは、内容そのものより「誰に送るか」を見直すだけで結果が変わることがあります。タグ機能を使った配信の出し分けは、特別なツールを追加しなくてもLINE公式アカウントの標準機能だけで始められる、手軽で効果の高い改善策です。

OneOne Crewでは、小牧市を中心に愛知・岐阜エリアの中小企業様のLINE構築を、タグ設計や配信シナリオの作成までまとめてサポートしています。「今の配信を見直したい」「タグ分けの設計から相談したい」という方は、お気軽に無料相談にお申し込みください。あなたの会社に、最高の乗組員を。

イラスト: Storyset

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